使用上の注意

肥料が発熱することがあります。

  • 肥料には油分が約32%含まれていますので、袋から出して野積み状態で空気に触れさせると、油分の酸化反応が促進し発熱します(土と混ぜてしまえば問題ありません)。
発熱が問題となった実例
「おでい肥料・めぐみ」ともみ殻を混ぜ野積みで放置したところ、約160℃まで温度が上がり、もみ殻が発火し全体がくすぶった状態なった。
  • 肥料袋を開封後は、速やかにその全部を散布するか、袋に残った肥料は再度密封してから保管してください。

肥料を撒いた後、白くなることがあります。

  •  実際に「肥料を撒いたら白くなった」とのお問い合わせもいただいています。
  •  肥料は、原料の脱水汚泥を120℃で約1時間30分加熱乾燥していますので、カビの胞子や細菌類は含まれていないと考えられます。
  • 有機質を含む肥料全般に言えることですが、多少水分を含むと白くなることがあります。これは土壌の微生物の働きによるもので、有機物が微生物に分解されて発酵することにより白くなり、肥料の効果を発揮しますので、肥料が効き始めている状態だと考えられます。
  • 植物性の油が含まれておりますので、水分と油が混ざり白くなる場合もあると考えられますが、肥料の効果には問題ありません。

「おでい肥料・めぐみ」の有害物質の含有について

  • 汚泥肥料には、重金属(カドミウム、水銀等)などの有害物質が含まれていると言われることがありますが、「おでい肥料・めぐみ」の原料の脱水汚泥は、し 尿、浄化槽汚泥、農業集落排水施設汚泥を微生物処理した汚泥を脱水したものです。このことから、原則的には一般家庭(農業者世帯を含む)からのし尿や家庭雑排水を処理したもので、工場排水等から有害物質が入る可能性は低いと考えています。
  • 毎年1回重金属(カドミウム、水銀等)などの有害物質を検査しておりますが、肥料の生産を始めてから現在まで、汚泥肥料に含まれることが許されている基準を大きく下回っております。